Life #004
目 次
5. 5Sの五番手は「進取」
「進取」は、滅多に使われる言葉ではありませんが、その意味は「進んで取り組むこと」や「積極的に行動すること」を指します。
この言葉は、積極的な態度や主体性を持って物事に取り組み、進んで新たなことに挑戦する姿勢を表現する場合に用いられます。
進取の精神に富む人は、多くの場合、困難に直面しても自ら積極的に解決策を見出し、前向きな姿勢で行動します。
「チャレンジ精神」とは若干異なる感じがしますが、その積極性は共通していると思います。
このようなマインドで取り組む活動は、個人や組織が成長し、発展する上で非常に重要なファクターになるでしょう。
それでは年おいてからの進取の行動はどうすれば良いでしょうか?
基本的に年を取った後も進取の行動を維持することは可能です。
以下は、年齢を重ねても進取の精神を持続させるためのいくつかの重要と思われる点です。
- 好奇心を持つ: 好奇心を持ち、新しいことに関心を持つことが重要です。「整頓」の中で見つけた新しい趣味や興味を学び、探求することで、進取の精神が養われます。
- チャレンジを受け入れる: 高年齢を理由にチャレンジを避けるのではなく、むしろ挑戦を受け入れることで成長する気概を持ちましょう。
新しいスキルを学び、新たな経験に挑戦することで、自己成長が促進されます。
実際に脳細胞の活性化は高齢になっても衰えることはなく、自己成長の促進につながります。 - 健康を維持する: 健康的な生活習慣を維持し続けることもある意味進取の一環です。
適切な食事、運動、十分な睡眠を確保し、心身の健康を維持することは「清潔」の一面でもあり、それらを精力的に維持し続けることが肝要です。 - 新しい技術やトレンドに適応する: 技術や社会の変化に目を向け、関心を抱き、そしてそれらに適応する心を持つことです。
特にデジタル技術の進化や世界や社会の変化に対応するために、柔軟性を持って新技術やトレンドを学び取ることが重要です。 - 経験を共有する: 高齢者の武器と資産は、多くの経験と知識です。
その経験を積極的に共有し、若い世代や他の人々と交流することで進取の精神を維持し、新しい視点を得ることができます。
もちろん必要以上に若者ぶったり知ったかぶりをする必要はありません。
年齢を重ねることが進取の行動に影響することはありません。
逆に、経験と知識を元にした新たなチャレンジや学びが、より豊かな百歳人生を築く一助となります。
以上が5Sの解説です。
この5Sを並べてみると下図のようになります。
この5Sが幾つものプロジェクトとしてあなたの人生のフローにある生活と仕事の両面をサポートするはずです。
「あれ?4Sは円形だったのでは?」
上の図は5Sの進捗をあくまでも単線的にシンボリックに描いたもので、円形の4Sは回転する意味を含んでいるのです。
それは次回「2Cyle」でのお話となります。
この5S、しっかりと心に刻んで早速使ってみてください。
必ず新たな発見があるはずです。
了 By 百瀬 代次郎