Life #003
3-2. 1S 整理作業 第二の関門
前3-1項で一覧表にしたものは、大まかな「百歳人生行程表」であり、一般にある「To Do List」にも似ていますね。
でもそこまで事務的・業務的ではなく、これからやるべき&やってみたい案内板のようなものですが、あくまでもこの程度のラフ案で良いのです。
整理作業の第二弾をこれから始めます。
それは整理の本質である「取捨選択」の作業です。
前にも書きましたが、「整理」とは『必要なものと不要なものを区分し、不要、不急なものを取り除くこと』でしたね。
そこで今度はこれまでの主観的な想いではなく、客観的な目で「百歳人生行程表」のラフ案をもう一度眺めてみましょう。
避けられない問題、課題は別として、やりたいことがもしも溢れんばかりにあったなら、その項目を見直しましょう。
なぜなら自身の体は一つ、そして時間は有限ですから量的、時期的に無理なこともあるはずです。
あれもこれもと多すぎると、必ず途中で目が他に向いてしまい、やりっぱなしになる恐れがあります。
それでも切り捨てるのが忍びないなら、優先順位を付けましょう。
それならいろいろチャレンジし、達成順に次のやりたいことができるし、後々取捨のセレクトも可能でしょう。
確実にできること、絶対やりたいこと、やらねばならないことなどの決定に前に述べた判断基準が活きてきます。
この作業が大事な理由は、後々の「成功体験を得る」ことなのです。
これまでの経験で、やりたいことへの挑戦が全て達成できましたか?
挫折したり、放棄したり、落ちたり、負けたり、とその背景となるイベントは種々あれど、やり通せたことは意外に少ないのが人生の常です。
年老いてからこの延長と連続は心身に悪影響です。
むろん安全策を狙い、安易に生きると言うことではありません。
仮に途中で止めても得るもの、残ることがあればそれは成功です。
それなりの充実感、達成感があれば成功です。ホームランでなくてもヒットで良いのです。
ここまでが、まず初めの「1S:整理」となります。
これから実際にさまざまなイベントに取り掛かっていきますが、その都度この「整理作業」は必須活動になることを覚えておいてください。
重ねて言いますが、5Sは日々のルーティーンです。
整理は毎日何かあるはず。マメに楽しみながら行いましょう。
次回は「整頓」について
By 百瀬 代次郎