HEALTH #002

再発!気管支喘息

11月頃から咳がひどくなりました。
それも夜中の就寝中に突然咳が出て、しばらく止みません。
風邪かインフルエンザを疑いましたが、熱があるわけではないので??が脳内を駆け巡ります。

朝や昼にも時折りの激しい咳に襲われます。
痰や鼻水も誘われるように出てきます。

そう言えば、今年の三月に同じ症状に苦しみ、街のクリニックに駆け込んだことがありました。
お医者さんの診断は「気管支喘息」。

まさかの再発?
いったいその「気管支喘息」とはどのような病いなのでしょうか?

まずその典型的な症状とは、次のようなものです。

呼吸困難: 呼吸がしにくくなることが多いです。
喘鳴: 呼吸時に音がすること
胸の痛み: 呼吸時に胸が痛むことがあります。
: 乾いた咳が続くことが多いです。

自分に当てはまる症状は④ですが、この咳があまりにもひどい。
寝ても起きても、何かをしていようがいまいがお構いなしに、四六時中、苦しい咳に悩まされどおしです。

これが悪化するとどうなるのか?
呼吸困難の増加: 呼吸がますます困難になり、発作症状になります。

症状の頻度と強度の増加: 喘息発作が頻繁に起こり、症状が強くなります。
日常生活の制限: 喘息が悪化すると、日常生活や運動に支障を来たします。

結局、我慢しきれずクリニックへ…。

気管支喘息は主に慢性的な気道の炎症によって引き起こされる病気であり、ウイルスや細菌が直接的な原因ではないそうです。
これ、驚きです。
ウィルスや細菌が原因でなければ、風邪でもインフルエンザでも、いわんやコロナでもないと言うこと。
しかし、ウイルスや細菌による感染症が喘息の症状を悪化させるトリガーになることは十分にあり得るとのこと。

それでは何が原因なのでしょうか?

一般的には次のような原因があるそうです。
1. アレルゲン: 花粉、ダニ、カビ、ペットの毛など
2. 環境要因: タバコの煙、空気汚染、化学物質
3. 運動: 激しい運動や寒冷空気
4. ストレス: 精神的なストレスや強い感情
5. 感染症: 風邪やインフルエンザなどのウイルス感染が引き金

自分の生活環境から考えれば、どれも当てはまりそうですね。
ほぼ終日室内にいても、まったく無関係な原因子はないなあ。
困ったもんです。

 

上の図で見ると、喘息に罹ると気管支の正常な気道が妙な形に変形し、痰が溜まり、咳の発作時には気道が潰れています。
だから一時的でも呼吸困難な状態になるんですね。

3. 治療に要する医薬品は?

若いドクターが問診と、聴診器で肺の音を聴いて、「気管支喘息」と診断し、処方箋を出してくれました。
処方箋には以下のような5種の医薬品が記載されていました。

①  咳の鎮静:デキストロメトルファン集荷水素酸塩錠15mg
② 殺菌及び感染症予防:ジスロマック錠250mg
➂ 痰排出:カルボシステイン錠500mg
④ アレルギー緩和/くしゃみ・鼻水:モンテルカストOD錠10mg
⑤ シムビコートタービュヘイラー60吸入

なんか分かりませんが、いっぱい薬を出してくれます。
⑤の薬は吸入薬で、吸い込むと微粉末が出てきて喘息症状を緩和するものです。

4. 長期的な治療と予防法

しかし、慢性だからと言って、毎年の冬場に喘息に見舞われるのも嫌ですね。
この災難から逃れる方法はあるのでしょうか?

今の医療技術では、完全に治ることは難しいですが、適切な管理と治療によって症状をコントロールすることが可能だとは言います。

多くの人が日常生活を支障なく送るために、以下の方法で症状を管理し、予防に努めているようです。

  • 定期的な医師の診察: 状態をチェックし、必要に応じて治療方針を見直します。
  • 薬物療法: 吸入薬や経口薬を定期的に使用して、気道の炎症を抑え、発作を予防します。
  • トリガーの回避: アレルゲンや刺激物を避けることで、症状の悪化を防ぎます。
  • 健康的なライフスタイル: 適度な運動、バランスの取れた食事、ストレス管理が症状のコントロールに役立ちます。
  • ワクチン接種: 合併症としてインフルエンザや肺炎などの感染症から守るために、定期的なワクチン接種が推奨されます。
  • 環境の管理: 家の中のダニやカビを減らし、空気清浄機を使用するなどして、アレルゲンの影響を最小限に抑えます。

完全に治癒することは難しいものの、適切な管理と治療によって喘息の症状をコントロールし、豊かな生活を送ることが可能です。

寝ている時、主にあおむけに寝ていると喘息の咳が出やすいのは、寝姿勢が喘息の咳に影響を与えることがあります。
あおむけに寝ると、気管が圧迫されやすくなり、それが咳を引き起こす原因となることがあります。
また、寝ている間に呼吸が浅くなることも咳を増加させる要因の一つです。

寝姿勢を変えてみることで、咳が軽減されるかもしれません。
そこで横向きに寝るか、頭を少し高くして寝てみました。
確かにそれなりの効果はありますね。
また、寝る前に軽いストレッチや呼吸エクササイズを行うことも効果的だそうですが、面倒だし、眠気がまさり、そのまま寝てしまいます。

ところで、気管支喘息には季節性が確かにあります。
自分のように特定の季節に症状が悪化することがあります。
一般的に、以下のような季節的な要因が影響します:

春と秋には…、

  • 花粉: 花粉症の季節には、植物の花粉が喘息を引き起こすアレルゲンとして作用することが多いとされています。

寒い冬には…、

  • 寒冷空気: 冬の冷たい空気は気道を刺激し、喘息の症状を悪化させます。自分はこれです。
  • ウイルス感染: 冬は風邪やインフルエンザの流行期であり、これらのウイルス感染が喘息を悪化させることがあるようです。

暑い熱い夏には…、

  • 湿度: 高温多湿の環境も喘息を悪化させることがありますが、逆に乾燥している地域では夏の間に症状が軽減されることもあるそうです。
  • 空気の質: 夏は大気汚染やスモッグの影響で喘息が悪化することがあるとされています。

5. まとめ

咳がひどいと本人だけでなく、周囲の者も迷惑です。
就寝時に頻発すると、本人は不眠症。周りも不眠状態になりかねません。

また冬場の咳は直感的に「風邪」「インフルエンザ」「コロナ」など感染症の恐怖を周りにばらまきます。
早めにお医者さんに飛び込みましょう。
やはり薬は効き目があります。

また日頃からの健康予防活動は大事ですね。
それと室内の埃の除去は、喘息のようなアレルギーになってしまったら重要な活動です。
なにしろ空気中に漂う埃や刺激物は見えないため、その発生源に対して注意を払うしかありません。
整理、整頓、清潔、清掃 なんと4S活動になりました。
諦めずに励みましょう!

by 参禅寺 源吾

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